ポイントアプリで稼いだお金に税金は発生する？

ポイントアプリで稼いだお金に税金は発生する？

　ポイントアプリ関連の質問として意外と多いのが「アプリで稼いだお金に税金は発生するか」という疑問です。
　これは税務問題になるのでかなり込み入った話になるのですが、なるべく簡単に解説してみたいと思います。

ポイントアプリで稼いだお金は雑所得

　まず法律上で稼いだお金の事を所得と呼びます。
そして所得にかかる税金は全部で10の種類が有り、その所得の性質でどの税金になるか決められます。
そのなかでポイントアプリやポイントサイトで稼いだポイントは今のところ雑所得扱いになるとされています。
　雑所得は簡単言えば「その他の所得」という物で、内職で稼いだお金や講演料など全部含めたものです。

税金を払う必要はある。けど確定申告するかどうかは別

　雑所得収入が有った場合は税金を払う必要が有ります。
　ただし、税金には控除という割引金額が決められており、その割引金額以内の収入、つまり一円も払う必要が無い人間は税金を納める必要はないです。
　そして雑所得を別におさめる場合は確定申告を行う必要があるのですが、控除額以下の雑所得の場合は確定申告が免除されます。
　この控除額は就労しているかどうかなどで条件が変わるので一概に言えませんが、最低でも20万円が控除額として決められています。ですので年額20万円も稼げないという人は払う必要はありません。

　ただしポイントアプリ以外で稼いだ場合その収入も対象になりますし、本格的にやりこめばそのくらい稼げないこともないので、沢山稼いでいて心配であるという人は税務署のサイトなどで調べるようにしましょう。

その他の注意点

　その他の注意点として、ポイントサイトやアプリのポイントは換金したときに税金がかかります。
　一般的に税金は1月1日から12月31日までの収入にたいしてかかる物なので、換金日によって納税するかどうかが変わるわけです。
　また、図書券などのクオカードでも換金しやすい物は税の対象になります。

まとめ：稼いだ額をまとめておこう！ただ・・・制度が追い付いていない部分がある

　このようにポイントアプリでえた収入にも税金がかかるのですが、これは若干曖昧な所があるというのが正直な現状です。
　例えば、換金するのであれば収入で良いですが、最近はポイントを日用品に交換したりゲーム用のコインなどに交換できるサイトなども出ています。これらを換金性が高いと判断するかどうかというのは微妙な所です。

　ポイントアプリ単独で十万円以上稼げる人は少ないかもしれませんが実在するのは事実です。ポイントアプリ含め、本業の他に所得がある方で心配な方などは税務署などで確認して、対象になるというのであればしっかりと納めるようにしましょう。